卒業生からのメッセージ
猿渡慶太 (アメフト社会人1部リーグ所属)
平成11年(1999年)3月卒業
在校生の皆様へ
私は中学から鎌学に入学しました。中学はラグビー部、高校はアメフト部に所属し、今もアメフトの社会人1部リーグでプレーをしています。鎌学で人生が決まったと言っても過言ではないかもしれません。
男子校という環境を最初は「むさ苦しい」「今共学にならないか」等と考えていましたが、卒業して思い返すと、授業・部活・座禅・野球応援・文化祭等「最高に楽しかった6年間」と胸を張って言えます!今も同級生で集まると口をそろえて言うのが「鎌学最高」で、息子を鎌学に入学させたいと話しています。
既に楽しいとは思いますが、今を全力で楽しんでください!
加藤太助 (獣医)
平成11年(1999年)3月卒業
グローバル社会で生き抜く為に英会話は必須ですが、ただ英語が話せるだけでは今後は通用しないでしょう。これからは英会話+αが必ず求められます。家族、先生や友人をお手本に、是非この+αを高めて下さい。失敗を恐れずに、今できる事をコツコツと、夢に向かって邁進しましょう。前進あるのみです!!
山木伸允 (アスレティックトレーナー、トレーニングコーチ)
平成11年(1999年)3月卒業
在校時には「礼儀廉恥」を体現していたとは言い難く、いわゆる優等生や理想の生徒という像から程遠い生徒だった私が在校生の皆さんへメッセージを送るのは恐縮ですが、せっかくいただいた機会ですので筆をとらせていただきました。
思い返せば私が在校した当時の学園は、「個性のるつぼ」と言っても過言ではない程に個性豊かな面々が揃っていました。そうした自由な個性の成長も、先生方の忍耐強くも寛容な教育姿勢があればこそのものだと思います。
中学、高校と在籍したラグビー部も、強制などとは一切無縁でした。普通であれば先生方が練習内容を決めて、生徒はそれに従うという事になるのでしょうが、当時のラグビー部は練習内容のほとんどを生徒主体で決めて、先生方にアドバイスをいただくという生徒の自主性を重んじるスタイルでした。
今思えば、ラグビー自体に夢中だったのはもちろんですが、自分達で考え、練習を実行し、成果を得るという自主的な行動自体に夢中になっていたのでしょう。
個性は人生をどう生きるのか考える土台になり、夢中になれるものは人生に方向を与え、自主性は人生を切り拓く力になると思います。
私が鎌倉学園で学んだ事は学業だけではなく、「どう生きるのか」だったのかも知れません。
少年が青年に成長する多感な時期には、楽しい事や嬉しい事も多くある反面、価値観が揺れ動く事や自信を喪失する事、劣等感や無力感に苛まれる事もあるでしょう。様々な感情を全身で受け止め、日々をもがき続ける事は無駄にはなりません。過去を糧に、未来に希望を見出し、今という若い日を皆さんが全力で生きる事を応援しています。
高井陶吾
平成23年(2011年)3月卒業
私はいま電機メーカーでエンジニアとして勤務しています。
鎌学での生活を振り返ると、中学3年間はサッカー、高校1,2年はバンド活動、高校3年は受験勉強をしていました。サッカー部ではキャプテンを務めていたこともあり、熱心に練習していたことを思い出します。
在校生の皆さんに今1番伝えたいことは、「ふり返りの大切さ」です。みなさんもよくふり返ることがあると思います。例えば模擬試験の点数が目標に届かなかったのはなぜ?部活動で思ったようなプレーが出来なかったのはなぜ?様々あると思います。
なにが問題なのか、そしてその問題が「なぜ?」起きてしまったのかをよく考えてみてください。結果には必ず原因があります。模擬試験の点数が悪かったのは、勉強量不足なのか、勉強の仕方が悪かったのか、自身の体調が悪かったのか、原因は複数あるかもしれないし、人によっても異なります。
原因がわかっていれば、その原因を取り除くための行動を考えやすくなります。
原因を見つけて改善することは、社会に出て最も必要なスキルのうちの1つです。皆さんもぜひ自分自身に「なぜ?」と問いかけてみてください。
もし、自身でふり返ってみても原因がわからないときは、担任の先生に相談してみてください。鎌学の先生方はとても優秀で経験も豊富です。きっと皆さんの悩みに親身に寄り添って、解決策を一緒に考えてくれると思います。
それでは、皆さんの人生がより豊かになることを心から願っております。