入試結果と試験寸評
2024年度 入試結果
2024年度 試験寸評
中学入試結果
算数選抜 | 1次入試 | 2次入試 | 3次入試 | |
---|---|---|---|---|
入学試験日 | 2月1日 | 2月1日 | 2月2日 | 2月4日 |
合格発表日 | 2月2日 | 2月1日 | 2月2日 | 2月4日 |
募集人員 | 15名 | 100名 | 40名 | 15名 |
応募者数 | 99名( 0名) | 357名(7名) | 347名(7名) | 303名(7名) |
倍率 | 6.6倍 | 3.57倍 | 8.7倍 | 20.2倍 |
受験者数 | 97名(0名) | 346名(7名) | 290名(6名) | 271名(5名) |
合格者数 | 31名(0名) | 160名(2名) | 64名(1名) | 79名(1名) |
実質倍率 | 3.1倍 | 2.2倍 | 4.5倍 | 3.4倍 |
合格者最高点 | 150点/150点 | 265点/320点 | 263点/320点 | 279点/320点 |
合格者最低点 | 103点/150点 | 187点/320点 | 221点/320点 | 220点/320点 |
合格者平均点 | 117.8点/150点 | 205.6点/320点 | 235.8点/320点 | 234.5点/320点 |
受験者平均点 | 90.5点/150点 | 178.7点/320点 | 194.4点/320点 | 196.5点/320点 |
※( )は内の数字は帰国生
帰国生入試 | 一次入試 (帰国生枠) |
|
---|---|---|
入学試験日 | 12月16日 | 2月1日 |
合格発表日 | 12月18日 | 2月1日 |
応募者数 | 13名 | 7名 |
受験者数 | 12名 | 7名 |
合格者数 | 3名 | 2名 |
実質倍率 | 4倍 | 3.51倍 |
算数選抜 | 1次入試 | 2次入試 | 3次入試 | ||
---|---|---|---|---|---|
国語 100点満点 50分 |
合格者最高点 | - | 88点 | 88点 | 93点 |
合格者平均点 | - | 56.0点 | 73.5点 | 73.3点 | |
受験者平均点 | - | 49.1点 | 62.4点 | 64.1点 | |
算数 100点満点 算数選抜 150点満点 50分 |
合格者最高点 | 150点 | 92点 | 100点 | 100点 |
合格者平均点 | 117.8点 | 65.1点 | 72.9点 | 80.2点 | |
受験者平均点 | 90.5点 | 54.2点 | 58.9点 | 65.9点 | |
社会 60点満点 30分 |
合格者最高点 | - | 52点 | 54点 | 56点 |
合格者平均点 | - | 38.3点 | 41.7点 | 38.9点 | |
受験者平均点 | - | 34.6点 | 33.3点 | 32.1点 | |
理科 60点満点 30分 |
合格者最高点 | - | 58点 | 58点 | 60点 |
合格者平均点 | - | 46.2点 | 47.7点 | 42.1点 | |
受験者平均点 | - | 40.8点 | 39.8点 | 34.4点 |
帰国生入試寸評 試験日:12月16日
作文
- 採点項目としては、表記、表現、語彙、文法も、ありますが、一番差がついたのは、構成力、説得力でした。
今年の作文のテーマは①「あなたは海外生活で、さまざまなことを学んできましたが、それらを日本での生活、特に学校生活で、どのようにいかしていきたいですか。または、活かせると考えますか。これまでの自身の経験を踏まえて具体的に書きなさい。」と②「今後は国内に限らず、海外で活躍する人材が増えると予想されます。そこで、海外のかたがたと活動を共にする際、どのような点に注意することが大事だと考えますか。理由も添えて具体的に書きなさい。」の二つで、この中から一つを選んで600字以内で書くという内容です。
①を選んだものが大半でした。「具体的に」書くというところで、海外で学んだことが、しっかりと具体的に述べられていることが大事で、それを日本での生活、特に学校生活にどのように活かすかということにうまく展開できていた受験生が少なく、同じようなことを繰り返したり、関連のないことを書いたりすることで、説得力を無くしてしまっていたり、論理性を欠いてしまっていたりする者が多くみられました。
英語力について
- 実用英語技能検定(英検)をはじめとする英語外部試験のスコアを判断基準に用いました。
多くが英検のCSEスコアをご提出いただきましたが、他の外部試験のスコアをお示しくださった受験生もいらっしゃいました。よいスコアであるほど優遇させていただきました。
英語4技能に注目すると、スコアが高い順に、リスニング > リーディング > ライティング >スピーキング の受験生が多かったです。日本語による作文がうまく書けていた受験生は、ライティングのスコアが高い傾向見られました。
なお、作文との総合判定をする際の得点換算方法は非公表とさせていただきます。
算数選抜寸評 試験日:2月1日
算数
- [1]
規則性の問題は、ある程度書き出し、規則性を見つけ出すことが先決です。それから問題に対処しましょう。式が何を表すのか記述していない答案が多かったです。日頃の自宅学習では答えの正誤だけではなく、記述の内容についても吟味しましょう。
式の意味を説明するのが苦手な学生は、参考書や問題集の解説を写すことを薦めます。次年度の受験生には式の意味もしっかり説明できることを期待しております。 - [2]
(1) とてもよくできていました。与えられた図を利用して実際に数え上げることもできますが、数え方を工夫することで(2),(4)に活かすことができます。
(2) よくできていました。実際に図を書くことで正しく求められている解答も多く見られました。
(3) 太郎さんの考え方を表面的に真似ただけの誤答が見られました。まずは太郎さんの考え方を正しく理解することが大切です。
(4) 太郎さんの考え方の他にも様々な考え方が見られました。数式と答えだけを記述するのではなく、何に着目しているかなどを言葉で説明できると良いです。
- [3]
(1) 設問の意図が分からず、第1Qと第2Qの合計を答える人がいました。
(2) とてもよくできていました。
(3) 第2Qでの点数はみつけられていましたが、第3Qでの条件を満たすか検討されていないものがありました。第1Qでの得点を足し忘れているものがありました。
(4) (1)の読み取りミスを引きずってしまったものがありました。 条件①②両方を満たす組み合わせから他の条件を満たすかどうか確認できていないものがありました。
とてもわかりやすく整理して正確な解答を導いている答案もありました。
中学1次入試寸評 試験日:2月1日
国語
- 一 漢字書き取り
おおむねよくできていました。 - 二 慣用句
4のできがよくありませんでした。 - 三 同音異義語
全体的にできがよくなく、とくに1、4は難しい問題でした。 - 四 小説の読解
記述問題はおおむねよくできていましたが、説明が足らずに惜しくも減点となる解答が多くありました。選択肢の問題は、問四、問七のできがよくありませんでした。 - 五 論説文の読解
全体的にはよくできていましたが、問五、問九は難しい問題でした。
- 六 意見文の比較読解
問一はよくできていました。問二は設問の求めている内容に合っていない解答が多く見られました。
算数
- [1] よくできていました。
- [2] (2)正しく数えられていないようでした。
- [3] (1)無回答が目立ちました。
- [4] (3)正しく数えられていないようでした。
- [5] (3)やや難しかったようです。
- [6] (3)やや難しかったようです。
- [7] ひし形の面積公式を正しく理解していませんでした。
- [8] 基本的な問題です。よく練習しておきましょう。
社会
- 大問1
問1 対馬とするところを竹島と書いてしまう解答が見られました。
問2(2)差がつく問題となったようです。
問5 条約の締結に関する手続きに関する部分ができていませんでした。
問6 よくできていました。
問8 投票制度についての問題でしたが、あまりできていませんでした。
問10 よくできていました。 - 大問2
問1 インフレーションとデフレーションの意味を問う問題でしたが、あまりできていませんでした。
問4(1)と(2) 差がつく問題となったようです。
問5 2014年のクリミア半島を併合を、2022年のウクライナ侵攻と混同している解答が多くみられました。
問6
(1)よくできていました。
(2)よくできていました。ただし、清少納言と紫式部を混同している解答がみられました。
(4)あまりできていませんでした。
問9 よくできていました。
問10 基本的な問題のはずですが、組み合わせを誤ってしまったものがみられました。
理科
- 大問1
鏡の問題はよくできていました。
(4)の作図の問題もよくできていました。 - 大問2
全体的によくできていました。 - 大問3
(4)の記述の問題と(5)が難しかったようです。 - 大問4
(3)(5)が難しかったようです。
中学2次入試寸評 試験日:2月2日
国語
- 一 漢字の書き取り
2「衆目」、次いで1「存亡」のできがよくありませんでした。3「税率」、4「暖(かい)」、5「熊」についてはよくできていました。 - 二 画数
1「片」、3「密」のできがよくありませんでした。 - 三 四字熟語
1「海千山千」があまり書けていませんでした。2「四六時中」は「二六(時中)」という誤答がいくつかありましたが、おおむねよくできていました。3「七転八起」はよくできていました。 - 四 小説の読解
問三、問七、問八の正答率が低めでしたが、それ以外の問題はよくできていました。問六の記述問題についても解答した生徒はとてもよくできていました。文の主述の乱れや「痛みつける」などの表記の誤りでの減点が目立ちました。
- 五 論説文の読解
問四、問六、問九の正答率が低めでした。また、問八の記述問題はポイントをおさえてよく書けていましたが、一方で解答していない生徒も目立ち、総じて差が開く問題となりました。解答の中に指示語をそのまま書いてしまっていて減点となる例がしばしばありました。
- 六 データの読み取りに関する会話文の読解
問一[A]、[B]はよくできていました。問二の正答率は少し低めでした。問三は、文中からそのまま抜き出した表現を用いていて、説明の為に必要な要素を補えていない解答がしばしばありました。
算数
- [1] よくできていました。
- [2] よくできていました。
- [3] (2)角度を求める問題演習をよくしましょう。
- [4] 400から500までにある整数の個数が101個であることに留意しましょう。
- [5] (3)やや難しかったようです。
- [6] (2),(3)正解の前後の答えが多かったです。
- [7] (2),(3)昨年に出題した問題の類題です。過去問を何度も演習しましょう。補助線を引くと解きやすいです。
- [8] 易しかったようです。
社会
- 大問1
問1
(1)よくできていました。
問2
(1)よくできていました。
(2)よくできていました。
(3)差がついた問題となったようです。
問4
(1)あまりできていませんでした。
(2)差がついた問題となったようです。
(3)表記ミスが多く見られました。
問6
(2)漢字ミスが多く見られました。
(3)「干拓」を「埋め立て」と誤解している解答が多く見られました。 - 大問2
問5 ポーツマス条約という誤答がみられました。
問6 2島返還案における2島の位置ができていませんでした。
問7 イルクーツクの資料の読み取りに関するミスが多くみられました。
問8 差がつく問題となったようです。
問9 あまりできていませんでした。
問11 差がつく問題となったようです。
理科
- 大問1
作図は難しかったようですが、丁寧に取り組んでできていた人が予想以上に多かったです。 - 大問2
全体的によくできていました。 - 大問3
消化についての知識の問題はよくできていました。一方、文章の内容から考える問題の正答率が低かったようです。 - 大問4
全体的によくできていました。
中学3次入試寸評 試験日:2月4日
国語
- 一 漢字の書き取り
おおむねよくできていましたが、3「生態系」の誤字が目立ちました。 - 二 対義語・類義語
おおむねよくできていましたが、5は「整理」という誤答が多くありました。 - 三 ことわざ
すべての正答率が8割を超え、よくできていました。 - 四 小説の読解
問五の記述は「何か」の説明はよくできていたものの、傍線部全体をみると説明が足りない解答が目立ちました。正答率は約5割でした。 - 五 論説文の読解
全体の正答率は約7割とよくできていました。問四の抜き出し問題は、抜き出した際の誤記や一文字ずれて抜き出すなどの惜しい解答が目立ちました。 - 六 資料と新聞記事の読み取り
難民認定という難しいテーマの問題に対し、正答率は全体で5割、記述が6割の正答率でした。問三の記述は無回答が少なく、よく書けていました。一方で日本と欧州の比較という設問の指示に従わない誤答が見受けられました。
算数
- [1] (3)4/15という答えが多かったです。
- [2] よくできていました。
- [3] あまりできていませんでした。
- [4] 正答率が高かったです。
- [5] 易しかったようです。
- [6] (1),(2),(3)のつながりに気づきましょう。
- [7] 図形の動きを把握できていないようでした。
- [8] よくできていました。
社会
- 大問1
問2 あまりできていませんでした。
問5 差がつく問題となったようです。
問4 よくできていました。
問8 差がつく問題となったようです。
問7 よくできていました。
問12 あまりできていませんでした。 - 大問2
問1 元禄文化と化政文化の違いで迷った解答がみられました
問2
(1)よくできていました
問3
(1)差がつく問題となったようです
(2)日中戦争を満洲事変や太平洋戦争と勘違いした解答がみられました
(3)よくできていました
問4
(1)よくできていました
(2)差がつく問題となったようです
問8
(1)労働に関する法律の内容や目的を理解しているかどうかで差がついたようです。
(2)あまりできていませんでした
理科
- 大問1
全体的によくできていました。(3)が難しかったようです。 - 大問2
全体的によくできていました。 - 大問3
消化の反応についての問題はよくできていました。
一方、消化の場所についての問題の正答率が低かったです。
また、文章の内容から考える問題もあまりよくできていませんでした。 - 大問4
(5)はよくできていました。(6)(7)が難しかったようです。
(1)~(4)の問題で差がついたようです。
高校入試結果
一般入試B方式 | |
---|---|
入学試験日 | 2月11日 |
合格発表日 | 2月13日 |
募集人員 | 20名 |
応募者数 | 96名(2名) |
受験者数 | 90名(2名) |
合格者数 | 44名(1名) |
実質倍率 | 2.01倍 |
合格者最高点 | 231点/300点 |
合格者最低点 | 164点/300点 |
合格者平均点 | 190.5点/300点 |
受験者平均点 | 160点/300点 |
※( )は内の数字は帰国生
一般入試B方式 | ||
---|---|---|
国語 100点満点 50分 |
合格者最高点 | 80点 |
合格者平均点 | 65.1点 | |
受験者平均点 | 58点 | |
英語 100点満点 50分 |
合格者最高点 | 79点 |
合格者平均点 | 68点 | |
受験者平均点 | 45.7点 | |
数学 100点満点 50分 |
合格者最高点 | 95点 |
合格者平均点 | 57.4点 | |
受験者平均点 | 56.3点 |
高校一般入試(B方式)寸評 試験日:2月11日
国語
- 一 漢字読み
おおむねよくできていました。全体の正答率は八割を超えていました。 - 二 漢字書き取り
1「暴略」、2「名薄」、3「駄眠」、4「覆(く)」、5「承(る)」という誤答それぞれが目立ちました。全体の正答率は二割程度とかなり低かったです。 - 三 小説の読解
問五などの比較的単純な本文内容の確認問題だけでなく、問八、問十一などの登場人物の言動の理由を問う問題も正答率が高い傾向にありました。全体の正答率はおよそ六割でした。
- 四 論説文の読解
問五は、傍線部直後の例を参考にして内容を説明する問題でしたが、あとの段落の内容と比較対象を混同する誤答が目立ちました。正答率はおよそ五割でした。全体の正答率は六割弱でした。特に知識を問う問題の正答率が高い傾向にありました。 - 五 ことわざ
おおむねよくできていました。全体の正答率は八割を超えていました。
英語
-
A B Cを通じて問題で問われていることを正しく理解しないまま、解答しているケースが多く見られました。
- A
問題3,5,7は文を正しく読み取る問題、問題2,4,6は文中の情報を用いて答えを導き出す問題でした。 - B
文章の大きなテーマとなる問題5 はよくできていました。下線部の前後だけではなく、文章全体を通して答えを導けるようになると良いです。 - C
問題3はよくできていました。客観的な事実と主観的な意見を区別できるようになると良いです。 - D
おおむねよくできていました 。 - E
おおむねよくできていました 。 - F
基本的な表現で同じ意味の文章に書き換える問題でした。形式は昨年と同じでした。 - G
頻出の熟語を問う問題でした。やや難しかったようです。 - H
問題1,3の前置詞を答える問題は概ねよくできていました。 - 〔1〕よくできていました。
- 〔2〕よくできていました。
- 〔3〕(2)あまりできていませんでした。円に関する基本事項を確認しましょう。
- 〔4〕(2)正解の前後を答えとする誤答が多かったです。
- 〔5〕おおむねよくできていました。
- 〔6〕問題の指示通りに、図形の数を正確に数えられなかったようです。
- 〔7〕(3)はあまりできていませんでした。
- 〔8〕(1)はよくできていましたが、(2)は難しかったようです。「1」という誤答例が見受けられました。