トピック
頑張れ鎌学生!(2)
2020/05/30
校長 竹内博之
世界中に広まった新型コロナウィルスの感染拡大防止のために、2月末より長い期間の休校を強いられていましたが、ようやく緊急事態宣言が解除になり、少しずつですが学校教育活動が再開できるような状況になりました。
古都鎌倉の青空に映える緑の人工芝や建長寺の傍らに聳える学び舎が、笑顔と活気に満ちた生徒諸君の登校を心待ちにしています。
鎌倉学園の教育方針の一つ「自主自律」の精神の下、「在宅学習課題はきちんとできていますね?」 「規則正しい生活習慣は実行できていますね?」
鎌倉学園ゆかりの臨済宗大本山建長寺の開祖「蘭渓道隆」和尚が残された「鞭影を見て後に行くは即ち良馬に非らず、訓示をもって志を発するは実に好僧に非らず」という言葉の意味を考えてみましょう。そして、その教え(言葉)をしっかり理解してください。
残念ながら一学期に予定していた学校行事の多くが中止や延期になります。どのような変更になるか、まだ先が読めないのでその全部は発表できませんが、決定したものから随時、一斉メールやGメールを使って知らせます。
6月から少しずつ学校での教育活動が開始されますが、国内でも感染の第2波がやって来るという専門家の意見もあります。ですから、今までと同様に「不必要な外出の自粛」「3密を避ける」「ソーシャルディスタンス守る」「マスクの着用」「うがい手洗いの徹底」等々 感染防止の対策をきちんと取ってくださいね。
みんながしっかりこのルールを実行できれば、必ずこの目に見えないコロナウィルスのトンネルから抜け出し、通常の鎌学ライフが戻ってきます。
北鎌倉駅からの通学路に紫陽花(あじさい)のつぼみが膨らみ始めました。
紫陽花は、梅雨の時期に雨の中で可憐に長く咲き続けます。その様子が耐え忍んでいるように見えることから、紫陽花の花言葉の一つに「辛抱強い愛情」があります。
《辛抱強く耐え忍ぶ》...今外出を自粛して、感染拡大防止のためにやりたいことも我慢して、在宅学習を頑張る生徒諸君のようにも思えます。
これからも「礼義廉恥」の校訓の下、鎌学魂でガンバレ鎌学生!